過去の活動報告

2002年度総会レポート

開会挨拶

 豊口忠男副会長による開会挨拶が行われ2002年度立教観光クラブ総会が開催されました。


佐原美子会長挨拶

 本日はお忙しい中、そして今年一番の暑さだそうでございますが、お暑い中をこのように大勢の方々に2002年総会にご出席をいただきまして有り難うございます。また、平素は私共の活動に温かいご支援をいただきまして厚く御礼申し上げます。早いもので、私が白石名誉会長の後を受け会長に就任いたしましてから、二年が経過いたしました、この間にいろいろな出来事がありました。昨年、世界中を震撼させました9.11の米国での同時多発テロ、国内におきましても金融の破綻ですとか、経済危機等々観光業界では大きな痛手を被りました。先程、豊口副会長からご案内申し上げましたように、そういう中、私共立教観光クラブは創立40周年という記念の年を過ごして来ました。総会にスタートいたしまして、記念誌の発行ですとか、9月には第一線でご活躍の皆様にご出席いただいたシンポジウム、10月のチャリティーゴルフ会、こういう色々な初めての行事を無事終了することが出来ました。これも偏に皆様方のご支援ご協力のお蔭と改めまして御礼申し上げます。チャリティーゴルフ会を始め、白石名誉会長のお力添えによってご参加いただいた方もおられますが、一番は一宮カントリークラブを貸し切りという形で行ったと云うことです。二百名近い方々が参加してくださいましたが、松崎校友会会長をはじめ内外共に様々な方がご参加くださいました素晴らしい催しとなりました。この催しを通じまして、先程もご紹介申し上げましたが、立教学院百二十五周年記念事業への募金をお蔭様で行うことが出来ました。併せてアフガン難民、米国同時多発テロ被害者への義援金募金も行うことが出来ました。こうした一連の諸行事が滞りなく行えたということは、皆様の中に40年間培ったパワーの総決算、結集があってこそこういうことが出来た訳であり、今更ながら立教の素晴らしさといいますか、そういうものを実感させていただきました。さて、20世紀から21世紀、社会情勢、経済情勢が刻々と変わる中、私共を取り巻く環境は非常に厳しく変わって来ております。観光業界が基幹産業化する中で、立教観光クラブも時代に適応した組織体として体質改善が求められるものと感じられます。諸先輩により培われました立教観光クラブも、新しい時代にマッチした新しいクラブとして発展して参りますにはより敏感に時代に即応出来る若いリーダーが必要かと思います。そこで、この度の役員改選を迎えるに当たりまして、私を含めまして昭和30年代から40年代の方々に役員のバトンタッチをいたします。このように思っております。議題にもありますので、本総会にも諮らせていただきますが、今後、観光クラブの発展を図って行くには、やはり、会の活性化を図るためには、若い方々の感覚を活発に促進する新しい風をこの観光クラブにも求めていかなければいけない。このように思う次第です。立教観光クラブには、観光産業のあらゆるジャンルの素晴らしい豊かな人材がたくさんいらっしゃいます。幸い、私の後任として会長にお願いいたします清水誠さんが日本旅行にいらっしゃいまして、営業をはじめ組織人事の経験も非常に豊かでいらっしゃいます。若い方々の先頭に立って今のお仕事を昨年の初めまで現役としてなさり、この春からは子会社の社長ということで活躍されていらっしゃいますので、次世代を見極める会長としてリーダーシップを発揮していただけるものと確信しております。2年間色々ご迷惑をお掛けして参りましたが、魅力ある観光クラブへの今後の発展を背後から支援させていただきたいと思っておりますので何卒宜しくお願い申し上げます。最後に、歴代の会長の皆様のご指導と、そして、副会長をはじめ運営委員の皆様にはボランティア精神に基づき随分時間を割いていただきましたし、手弁当でお集まりいただきました。そういう熱意が立教観光クラブの昨年の事業を成功させたと思いますし、それだけのパワーがあるわけでありますから、今後とも皆様が力を合わせていけば、ますます発展していけるのではなかろうかと思っておりますので、何卒今後とも宜しくお願い申し上げます。


会務報告 荒井詔二郎副会長

 去年、総会は7月13日に都ホテル東京で220名のご参加を得て行いました。その時に40周年の記念誌を皆様にお渡しさせて戴きました。昨年の大きなポイントでございました。それ以外に大きなイベントとしては非常に盛り上がりました40周年の記念ゴルフ会、そして記念シンポジウム、この3つが昨年の大きな活動であります。それから運営委員会を年に6回行いました。そのうち1回が全国理事会、1回が総会のための直前委員会です。次に、地方支部の総会があります。近畿支部総会が2002年1月に、中四国支部の総会が2002年3月にそれぞれ行われました。近畿、中四国の支部は積極的にやって戴いておりましてこの場をお借りして御礼を申し上げます。観光クラブニュースの発行でございますが、5月、9月、12月、と三号発行させて戴いております。更に、2001年度の立教観光クラブ奨学金につきましては観光学部観光学科の30歳の男性学生の金興基さに贈らせて頂きました。ちなみに本年は、後程ご紹介があると思いますが、観光学部観光学科2年の女性王欣さんにお渡ししたいと予定しております。その他に、分科会として料理飲料部会が最も盛んに活動をしてくれました。去年の6月3日、11月7日、今年の4月13日と年3回部会が開かれました。現在、料飲部会は60名の登録があります。ちなみに、レクレーション部会というのがございまして、こちらは一宮カントリークラブで月例のゴルフ会をやっております。以上が会務報告ですが、この場を借りまして、今年もまたお手元に名簿が届いていると思いますが、広告担当といたしまして、こういう厳しい時代に今回広告を掲出していただいた方、或いは例年掲出していただいている方には本当に有り難く厚く御礼申し上げます。また、ドアプライズにつきましても沢山頂戴することが出来ました。本当に有り難うございます。以上で報告とさせて頂きます。


会計報告 石坂好一常任理事

 会計年度は2001年4月1日から2002年3月31日です。前年度繰越、運営基金、名簿広告料、総会会費、総会寄付、ドアプライズ売上金、40周年記念事業、名簿頒布金、預金利息、雑収入について各々説明が行われました。(詳細割愛)


監査報告 比嘉廉昌監事

 去る六月十一日金子監事の東金屋ホテルにおきまして石坂担当理事を交えまして只今石坂理事が報告されました会計報告の中味を詳細にわたり監査いたしました結果適正であることを皆さんにご報告申し上げます。尚、奨学金の会計につきましても監査いたしまして適正であることを確認いたしましたのでここにご報告申し上げます。


役員改選案 佐原美子会長

 役員改選案についてお諮りさせていただきたいとの発言の後、御手許の立教観光クラブ会員名簿のの7頁についてありますように、今回の役員人事は先程申し上げましたようにクラブの活性化に向けまして、原則として40年代の方々を中心に構成させて頂きました。概要は、退任役員が12名、昇任が10名、そして新任が1名です。退任の役員は、名誉会長白石純一、会長佐原美子、副会長豊口忠男、岡本伸之、黒須栄男、監事金子浩一、比嘉廉昌、常任理事小口潔子、金谷輝雄、澄川紘司、原和男、坂井太郎、それから理事としまして高梨裕充 以上です。
 次に、昇任並びに新任の役員ですが、これは規則に則り運営委員会で決めさせて頂きました。それでは候補者の氏名を申し上げますので呼ばれた方はご起立下さい。会長、41年経済卒、清水誠、清水さんにつきましては先程ご紹介申し上げましたが、非常にバランス感覚があり昭和50年代の長谷川会長から30年近く観光クラブのいろいろな事務的な仕事に携わって下さり、観光クラブの諸先輩そして若い方々の要としてご活躍をお願いできるのではなかろうかということで推薦させて頂きました。次に、副会長ですが、39年社会学部卒、杉本美樹枝さん。そして、荒井詔二郎さんは留任です。本日はお見えになっておられませんが、東洋観光の今井誠則さん。中四国連合支部の支部長です。それから、46年の宮島章さん。現在、校友会の副会長をしておられます。それから、永年事務局長として会のために尽くしていただいております46年卒の石坂好一さん。監事ですが、金子さん、比嘉さんがご退任されましたので、39年岡本伸之、40年金谷輝雄、以上の方々を推薦しております。常任理事につきましては、昇任の方がお3方います。50年観光学部の大関修、52年の本間良雄、同じく本日司会をやっていただいている山田順愛。新任として、44年原国昭、45年の鈴木安一、49年滝本勝一、57年菊知良明、58年菊地司、63年小堀賢一、平成11年古本泰之。以上の方々以外は留任です。以上の役員人事についてご審議いただきたいと思います。有り難うございました。


清水新会長挨拶

 佐原会長から次期立教観光クラブ会長にご推挙いただきました清水でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。大変光栄であると同時に、身の引き締まる思いをしておるところであります。また、諸先輩があまたおられる中で、私のような足元定まらない者が果たして務まるかということ大変心配をいたしておるところであります。先程のお話しにありました亡くなられた長谷川小太郎会長の時に、しみじみと語っておられましたが、こういう役割はいくばくかの時間といくばくかのお金が無いと務まらない。こんなことをおっしゃたのを印象強く覚えておりますが、どれもが中途半端でございまして果たしてお役に立てるかどうか些か気掛かりでございます。先程、佐原会長のお話しの通り、今、時代が大きく変わっている中で、立教観光クラブの運営も新しい時代に向かって何かやれというご示唆だろうという風に思っております。私一人で何も決して出来るわけでは決してありません。先程、ご指名をされた副会長、常任理事、理事の皆さんのお力を借りまして、これまでの伝統を汚す事なく、そしてまた、この40周年の大事業を成し遂げた佐原会長をはじめ歴代の会長から引き続きご指導をいただくことをお願いいたしまして、是非今後とも皆様とご一緒に立教観光クラブの発展に努めて参りたいと考えておりますのでどうぞ宜しくお願いをいたします。


立教観光クラブ賞授与 清水誠副会長

 恒例となりました立教観光クラブ賞は、皆さんよくご存じの方ばかりです。簡単にご紹介します。数えて67人目になります、白石エンタプライズ代表取締役白石純一さん、1961年、昭和36年経済学部経済学科を御卒業の後、当時の財団法人日本交通公社に入社され、新宿営業所に勤務の後、外国人旅行部門に10年余り勤務され、その後、ホテルの仕入れ、国際会議、インセンティブツアーの企画に従事され、その後、国内・海外旅行の各課長を歴任されました。ツアーの企画・調整、旅館・ホテル等との契約業務などに携わられた後、1981年から海外旅行横浜支店、海外旅行有楽町支店、大宮支店の各支店長を歴任されました。1988年、JTBの100パーセントの出資会社でコンベンション、国際会議の企画・運営を業務とする株式会社アイシーエスに出向され、取締役を経て91年6月から7年間に亙り同社の代表取締役社長を務められそれまでの同社の累積赤字を一掃されました。7年間、配当を継続、尚且つISOの9002を取得され、コンベンション業務の基準化・標準化、そして、同業界の地位の向上に貢献されたという、大変立派な業績を持っておられます。その後、98年6月にはとバスの代表取締役専務に就任され、こちらでも大リストラに取り組まれ黒字化の達成をされました。そして、2000年9月に退任され、一時、サンルートの常勤顧問を務められた後、(株)白石エンタプライズを設立され、代表取締役として都内目黒区中目黒地区の地域開発に携わられておられます。また、言うまでもありませんが、立教観光クラブの創設以来、運営委員として中心的な役割を担っていただき第7代観光クラブ会長をお務め頂きました。続きまして68人目は松井幹雄さんをご紹介申し上げます。松井さんは白石さんと同期であり、1961年、昭和36年、立教大学文学部を卒業され、同年4月大成観光株式会社ホテルオークラに入社されました。その後、マーケティング部長を経て、ホテルオークラの取締役、1989年にはホテルオークラアムステルダムの総支配人を務められ、日本に戻られて1993年(株)ホテルオークラの常務取締役、そしてその後専務取締役を経て、1999年6月に(株)ホテルオークラ代表取締役社長、(株)ホテルオークラエンタプライズ代表取締役社長に就任されました。そして、昨年10月から、体制変更の中で(株)ホテルオークラ東京の代表取締役会長も兼ねておられます。ホテル業界での役職等もたくさんされておられますがここでは割愛をさせて頂きます。そして、69人目は、服部幸應さんです。1970年、昭和45年、社会学部産業関係学科を卒業されました。昨年の観光クラブ総会でご講演をいただきましたので、皆様には既に良くご承知のとおりです。永禄4年、1561年から続く服部流割烹の家元の家系でいらっしゃいまして、学校法人服部学園・服部栄養専門学校の理事長・校長としてご活躍をされておられます。厚生労働省、農林水産省、文部科学省、東京都或いは業界団体等の役職を数十されておられます。また、厚生大臣表彰、文部大臣表彰、フランスからの表彰等たくさんの栄誉を受けておられます。メディアでは、テレビの料理の鉄人その他で大変有名であられ、沢山の出版物も出しておられます。以上、お三方の表彰を只今からとり行います。


立教観光クラブ外国人留学生奨学金授与

 伊藤守常任理事より受給者、観光学部2年の王欣さんの紹介が行われ、本人から預かった「観光クラブ外国人留学生奨学金受給にあたって」というレターが読み上げられた。(詳細はこちら。)
 此のように非常に真摯な態度で学問と対面しており、この奨学金は非常に人気が有り、応募者が58名も有り、彼女が非常な難関に該当したということです。
 奨学金の授与は佐原会長より行われた。